人に時間を合わせる?
眠りホルモンとも言われるメラトニンの
役割を考えると・・・
睡眠と明るい光(太陽の光)と生体リズムの関係が、
いかに深いのかがわかります。
生体リズムが24時間ではないのも、
生体リズムは、
地球の自転の時間に合わせたものではなく
明るい活動時間である太陽が出ている長さ・・・
『日中の長さに合わせるためではないか?』
という気がします。
時刻というように、
刻という時間の単位をご存知でしょうか?
昔の日本では、約2時間を『一刻』として
時間の単位としていましたが、
この一刻という時間の長さは、
一定の時間の長さではなかったのです。
『不定時法』という江戸時代の時刻は、
日本固有の時法で、
一刻という時間の単位は、
日の出から日の入りが基準になり
日の出から日の入りを6等分、
日の入りから日の出を6等分した単位です。
昼と夜が同じ長さの春分の日や秋分の日は、
一刻は、約2時間で昼も夜も同じなのですが、
夏と冬では、日中の長さが違います。
ですから、一刻という時間の単位も
夏の昼間の一刻の時間は長くなり
夏の夜間の一刻の時間は短くなります。
反対に、冬の昼間の一刻は短く
夜の一刻は長くなり
江戸時代に作られていた和時計というのは、
季節によって表示板の間隔が変わるという
大変凝った作りをしていて、おもしろいです。
たとえば、時刻を指す針は24時間同じスピードで
回っていますが、表示されている一刻・・・
1時から3時までの文字盤の間隔が・・・
季節によって、広くなったり狭くなったりするのです。
西洋では、
24時間という時間に人を合わせようとしましたが、
昔の日本では、
人の『感覚』に時間を合わせようとしたのではないか?
という興味深い事例です。
人間の生体リズムが25時間なのも
季節の移り変わりで、日中の長さが変化するのに
対応するためではないかという気がします。
実際、睡眠時間の平均も
夏と冬では違うというデータがあり
夏の睡眠時間は寝苦しさも手伝ってか
短くなるそうです。
春眠暁を覚えず・・・というのは、
冬の間、長くなった睡眠時間よりも
日の出が早くなってきたという・・・
嘆きの声なのかもしれませんね。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
|